セッション

 

 

2018/6/8  セッション

 

 

 

〈若干のネタバレがありますので以下ご注意ください〉

 

 

心血注いだもので成功体験を得たことがないわけでもないが…そのような経験はかなり昔である自分には、何かに夢中になる人々をみると現状の自分を情けなく思う。けれどもパワーももらう気がする。学生時代の弱虫ペダルとか……

 

密告したのが本当にニーマンなのか、観終わった直後は確信が持てなかったがとある方のブログを拝見して英語の意味をそのままとるとニーマンで間違いないそう。

教師の厳しい指導やり通し、その末に主演者のポジションを手にしたニーマンがフレッチャーの指導について密告をしたら、ニーマン自身の努力も否定することになるのではと思ったが、やはりあのコンテストで、あの醜態を晒してしまったニーマンにはもはや自分自身のことはどうでもよかったのかもしれない。

 

このラスト、自分が客席の1人だったならばニーマンのことを忘れられないドラマーとして記憶するだろうと思う。そう思うからこそこの結末は、歴史に名を残すようなドラマーになることを成功と考えるニーマンにとって幸せな結末なのではと思った。この後どうなったかがわからない終わり方が個人的に好き。

 

普通のことを他人よりも少し上手にこなしただけでは多くの人々の記憶には残らない。やはり…とてつもなく上手にやるか、全く違う視点から見たり、同じことでも違う切り込み方できちんと自分の為してきたことを表現することがポイントとなるのは進みたい方向にも通ずるものがあるのかもしれない。

 

 

殆ど自分が想像する展開にならなかったことからやはり自分はまだまだ凡な人間だなあと感じた…。真剣に何かに打ち込んでいる人は認められるべきだと思うのは間違いないけれども…!